僕が恋愛工学に出会い、怒りのスーパーサイヤ人になった日

こんにちはGJです。再びジャカルタから更新です。

これから帰国します。今回のジャカルタの話は機械があるときにでも書きます。

今回は僕が恋愛工学に出会った日のことを書こうと思います。というのも僕が恋愛工学に出会ったのはアメリカなのですが、久々にリアルでアメリカにいたときの話をし、その時の記憶がまざまざと蘇ってきてその時のことを書きたくなりました。

それではその時の心情に近い形で書いていきます。

 およそ1年半前の夏、涼しくもカラッとした暑さが入り混じる気温が心地よい。この時期のOO州の夏はとても過ごし易い、日本の夏のようにじめじめとはしていたなくカラッとした暑さなのだ。僕はアメリカのある州にある、気のいい白人の老夫婦が住む家のある部屋のベッドに横たわっていた。部屋は暗くもなく明るすぎもしなくて本を読むには丁度良い明るさだ。そんな僕の片手にあった本のタイトルにはこう書かれていた。

 

「僕は愛を証明しようと思う」

 

なぜ僕がこの本をアメリカで持っていたのについては言及しない。一つ言えることがあるとすれば、僕はあるツテを使ってこの本を手に入れたということだ。ベッドに横たわりながら僕はこの本を読む前にこう思っていた。

 

「愛を証明する?How?(どうやって?)

 

見事にアメリカナイズドされている。大抵皆アメリカにくればこんなものだ。特に驚くこともないだろう。この後もアメリカナイズドされた僕のまま書くので、英語の勉強にでも役立ててほしい。※割と本気でこんな感じであった。

 

「Umm.. (うむむ)まあいいか。。読もう」

 

この本の冒頭はこう始まる。

 

「バーで話しかけたショートカット---」

「最初のディナーで仕掛けたイエスセット--。家に誘ったら---フェーズシフトさせました」

 

なんだイエスセットって。なんだフェーズシフトって。いきなり専門用語なのかよく知らないが、とりあえずそれを実行したことによって、女の子とうまくいったてきな話のようだ。冒頭の文章をそのまま読み進めていくと、何人かの女の子が登場し、家に連れ込んだやら、トリガーを引いたやらよくわからないことを言っている。とりあえず複数の女の子と"いい感じ"になった話のようだ。わけがわからなかった。最初の一人の女の子といい感じになったというのはわかる。だがその後の複数の女の子といい感じになっているというのはよくわからない。だって複数の女の子といい感じになるなんて倫理観的におかしい。このとき僕は

 

「What's going on?! (なにが起こっているんだ!?)複数の女の子といい感じなるなんてありか?こんなの学校の道徳の授業でも保健体育の授業でも習わなかったぞ!」

 

と思っていた。

冒頭の文章を読み進めてみると、どうやらこの本は恋愛工学という、秘密のテクノロジーについて書かれた本らしい。冒頭の文章を読んでぼくはこの本にのめり込んだ。

 

その後読み進めてみると主人公の渡辺くんが、恋愛工学でいう非モテコミットをしたゆえに当時付き合っていた恋人との連絡が途絶えるというシーンがあった。

 

「ああぼくもこんなコミットの仕方でまったく恋愛がうまくいかなったんだよな。I feel you...(共感できるよ。。。)」

 

と渡辺くんの心情に近い形で本を読み進めていたと思う。

 

その後渡辺くんは永沢さんという人に出会い、飲み屋で会話するシーンがある。

ぼくは渡辺くんの横で永沢さんの話を聞いているような気分でこのシーンを読んだ。

 

「I see(なるほど)。僕は非モテコミットとフレンドシップしかできない男性で、それじゃどうしても女の子にモテナイらしいな。」

 

僕は恋愛工学に出会う前高校3年生時代、大学1年生時代に1人ずつ女の子に告白していた。結果から言うが、どっちも振られた。二人に対して僕が共通してやっていたことは、告白までに超長文のながったらしいメールを送るなどして、徐々に距離を詰め、一緒にデートに誘ったり、居酒屋でごはんおごったりなどだ。つまり非モテコミットフレンドシップ戦略まさにそのままだった。非モテコミット具合ならば渡辺くんを凌駕するレベルであったと思う。

 

「ここまで優しくして報いればOOちゃんは絶対に振り向いてくれるはず!」

 

それで告白して惨敗。高校時代の子、大学時代の子、二人とも告白まで約半年ぐらいかけてじっくり優しく、報いてきたきたのに何故だ、というのが率直な感想だった。

 

本なんだから何回も読み直せるのに僕は永沢さんの話を一言も逃さぬよう、本に食らいついていた。

途中、渡辺くんが返す"そんなのは恋愛じゃない"という意見にふんふんと共感しながらも僕は徐々に永沢さんに説得されていたのを覚えている。

 

永沢さんの最後の一言、「現実はフィクションの---」という言葉で僕は黙った。渡辺くんと一緒に黙った。そして渡辺くんと一緒に心の中で叫んだ。

 

「永沢さん、僕に恋愛工学を教えてください!」

 

 

 

 

僕は完全にこの本に魅了された。

 

 

 

 

そして読み終えた頃には完全に怒りのスーパーサイヤ人状態となっていた。

怒り、それが一番前に出てきた感情であった。今まで非モテコミットをしてきた自分、そして、それに報いなかった彼女達に対する怒りであったと思う。そして心の中で

 

「俺も渡辺くんと同じようにこれからは複数の美女達と恋愛して、エキサイティングな人生にするんだ!」

 

と誓った。そこから僕の人生は少しずつエキサイティングなものとなっていたのである。まさに人生の幕開けというものだろう。

 

その夜僕はONE OK ROCKのThe Begginig(直訳すると"始まり")を聴きながら、ひしひしとこれからは始まるエキサイティングな人生の幕開けにワクワクしつつ眠りについたのであった。。。

 

to be continued...